東京大学LGBT+サークル UT-topos

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2015年3月29日 追いコン!(と卒業生の感傷的文章)

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こんにちは、最後に記事を書いたのは一体いつだったか、あと1時間で学生という身分を剥奪されるむとうです。
今回は勝手に3月29日に開かれた追いコンについての記事を書きます!

一応おととしくらいから毎年開かれている追いコンですが、今年度が最大規模でした。50名近くが集まり、活気にあふれていましたね。OT(Old Topos/卒業生の非公式名称)も何名も来てくださり、ここで新たなつながりも生まれていたようです!私自身も初めて会う子たちが何人もいて、なんだか新鮮でした。(*´ω`*)
ビンゴも企画してくれて、けっこういい景品が用意されてたのかな!?私は当たらなかったので、後輩からどら焼きの皮を強奪しただけでしたが。クソッ!

また、創立からのトポス史の発表もありました!2012年度~2015年度の代表4人が揃っていたので、それぞれから発表するという豪華(?)な演出でした。感慨深いです。ほんとうに。
とても楽しい追いコンでした。追い出されるのが寂しいですね。企画してくれたみなさま、本当にありがとうございました。
来年度もトポスをもりあげてね!!

さて、残りは一卒業生としての感傷的文章です。

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私が入学したてだった約5年前、東大にこんなに大きなセクマイサークルはもちろんありませんでした。小さなクローズドの友達集団はあったのでしょう、でも様々なセクシャリティの人が安心して過ごせるような、そんな団体はありませんでした。
3年半前にトポス立ち上げにかかわった頃のたった2人のランチ会から、20人30人が来るようなランチ会になりました。今年度1回以上活動に参加した在学生だけ数えても、100人を超えました。
政治活動だってこんな規模で行われてなんかいませんでした。同性カップルに証明書?この日本で?マジですかほんとですか。すっげぇ!

久しぶりにランチ会に行こうかな。と顔を出すと、各々のお弁当をひろげ始めたみんなが出迎えてくれて、名前の知らない新しい誰かがいて、時には自己紹介で昼休みがつぶれたり。
人が集まってくると、みんなが好きなようにばらばらにしゃべりだして。付き合い始めて3か月経った後輩たちが、隣同士に座ることをからかわれて幸せそうににやにやして。誰かがお土産に持ってきたチョコレートをほおばって。

最近いいかんじの人がいるんですよ。えっみんな注目!ほら静かに聞いて!おいやめろやー
先輩の内定先はLGBTフレンドリーですか?うーん、人事には伝えけどどうだろう。
研究忙しいんですね。うん、微生物の世話がね。
最近学校来てないから久しぶりなんだ。へえ、いつもは何してんの?グミ食べてるかなぁ。
"女子"の出会いはどこにあるんですか?私が知りたいよ...!
留年決まっちゃったんですよ...。それはよかったね!私もそうだし、あの子もあの先輩もだよ、のんびりしよう!えぇっ...はい...?
次はどんなイベントしたい?花火見に行くとかどうですか!賛成!浴衣!わーわー。

授業いってくるー、授業さぼるー、あーレポートちょっと書くかなー。だんだん人が減っていって、また少し戻ってきたりして、そろそろ閉めるかね、とランチ会の部屋を閉めて、じゃあまたねー。とばいばいする。

セクシュアリティの偏りとか、価値観の押しつけがないようにするとか、セク特有の悩みとか、そういうものを各々が考えて抱えて消化しながら、こういうのんびりしてあったかい場所が受け継がれていく。心からうれしくて、わくわくします。
これからのトポスはどうなるかな。こんな他愛もないことを話すランチ会が続いて、そこから親友や恋人や楽しい遊び仲間を作れる場所であってほしいな。(*´ω`*)だらっだら書きましたが、そんなかんじ。

様々な経験を経てなお明るく相談に乗ってくれる先達のみなさま、のんびり楽しく共にサークルを作ってきた同輩、後輩思いで仕事のできるかわいい後輩たち、更にその下の私の初めて見る笑顔の素敵な後輩たち。
同じ境遇を誰かと共有したくて、さみしくて仕方なかったかつての私が、こうやって素晴らしい人たちに囲まれて卒業できるなんて、有難い以外のことばで表せません。


この日本という国の中で、今必死で生きている仲間たちとこれから生まれる仲間たちが、幸せな生を過ごせるようになりますように。

以上!

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