東京大学LGBT+サークル UT-topos

UT-toposのメンバーが、活動内容や思うことについてブログを書いています。活動内容のご参考にご覧ください。

2016年度 新年度挨拶&サークル紹介

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こんにちは。UT-topos新年度代表に就任したシンです。

ブログを読み返したところ登場は3度目でした。今回は一応代表として書くのでなんだか緊張しますね~

新年度ということで、代表挨拶とサークル紹介をしていきます。新入生を意識して書くけど、2年生以上の方もお待ちしておりますよ!

 

新入生の皆様ご入学おめでとうございます!

突然ですがここで問題。

今年も約3000人ほど新入生が誕生したと思いますが、そのうちセクシャルマイノリティは何人ぐらいでしょうか?

 

さて解答。

最近の調査でセクマイは全体の7.6%とされているので、計算上での正解は228人になります。クラスに2人くらいです。(ちなみに7.6%という数字、理科一類の女子率とほぼ同等です。理一女子少なっ。)

こうしてみると、人生で誰もが誰かしらセクマイに会っているはずです。

 

でもみなさん、今までセクマイ当事者に会ったことありますか?全く誰とも会ったことがないという方も多いのではないかと思います。(会ってないのではなく気づいていないだけなのですが。)

僕もそんな感じでした。自分と同じような人を見かけるのはテレビやネットの中だけ。日常生活の中で周りと違うのは自分だけだと感じ、周りの大人たちが語る"普通の"未来が僕には存在しないと思いながら思春期を過ごしました。

このサークルに入ってわかったことですが、自分と同じような人はいます。結構います。誰がなんと言おうといます。実際会ってみないと実感がないでしょうけどいます。仲間がいることがわかると安心しますよ。

 

今でこそ僕は代表などという役職についていますが、何かすごい人間なわけでもなく、ただこのサークルが必要だったからずっと居着いていただけです。大学に入ってからも色々あって、色々ありすぎて勘弁して欲しいぐらい色々あってtoposの皆様には助けていただきました。(私事ですが今年卒業された某先輩本当にありがとうございました。もう10回ぐらい言ってるけど。)

 

toposというサークルを作ったことも含め、道を切り開いてきてくれた偉大なる先輩方。彼らのおかげで我々は多大なる恩恵をうけてきました。そんな先輩方にできる恩返しは、未だ見ぬ後輩達のために道を残していくことだと思っています。願わくばより広く、歩きやすい道を。

 

きっとまだ自分以外の当事者に会ったことがなく、男女二元論や異性愛、性自認と身体的性別の一致を前提とした社会の中で孤独を感じている人がいるはずです。

toposはそんな人々のためのサークルです。 toposとはギリシャ語で「場所」という意味。その名の通り当事者の居場所であることを目的としています。

 

toposに入りたいけど、それによって周りに自分のセクシャリティがバレてしまうのではないかと心配しているそこのあなた。大丈夫です。toposではきちんとルールを決めることによってプライバシーを守っています。僕だって絶対バレたくないですから。

toposに入りたいけど、初めて当事者と会うのが怖いと思っているそこのあなた。僕もそうでした。でも、みんなセクシャルマイノリティであること以外は他の人と変わらない何の変哲もない大学生です。あなたがそうであるように。

 

ここまでかなり真面目に書きましたが、別に孤独でもなんでもなく、当事者の友達が欲しい、好きな同性のタイプについて語りたいという方ももちろん歓迎です。

 

仲間や助けが必要な人が、必要な分だけ頼ることができ、ありのままの自分で楽しく過ごせるサークルでありたいと思っています。

どうかUT-toposが皆様の大切な居場所となりますように。

 

シン

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