こんにちは!
皆さまいかがお過ごしでしょうか。UT-toposブログです。
今回は、5月25日に行われた、
ジェンダー論の授業への登壇イベントのご報告です。
東京大学届出団体LGBT+当事者サークルであるUT-toposは、
東京大学駒場キャンパスで開講されている瀬地山角先生のジェンダー論の授業に、毎年登壇者としてご招待いただいています。
コロナ禍でのオンライン授業化に伴い、2020年度からはオンラインでの登壇となっていましたが、
今年度は2年ぶりに対面の形で登壇することができました!
以下は、今回のイベントで感じたことや、皆さまにお伝えしたいことを、登壇者のお一人が寄稿してくださったものです。
当日出席してくださった方も、そうでない方も、お読みいただければ幸いです。
最後に、当日出席してくださった皆さまへ
ご清聴ありがとうございました!
皆さまが積極的に質問してくださり、我々としても有意義な時間を過ごすことができました。
授業でも申し上げた通り、
UT-toposでは、年中を通して、学年を問わず、新入生を歓迎しております。
この授業でUT-toposに興味を持ってくださった当事者の方は、
twitterやHPを通して、お気軽にお問い合わせください!
ーーーーーーーーーーーーーーーー
こんにちは!学部4年のYです。
瀬地山角先生によるジェンダー論の授業に登壇させていただきましたので、それについてのブログです。
駒場キャンパスで前期課程の学生向けに開講されているジェンダー論の授業に、Ut-toposのメンバー7人がお招きいただき登壇いたしました。
サークル紹介と性自認・性的指向に関する用語の説明を行った後、受講生の方々から質問をいただき、登壇者がそれに回答いたしました。
多くの質問をいただき、授業時間をオーバーしてもたくさんの受講生の方々にお付き合いいただき嬉しかったです。ありがとうございます。
私は3年前にジェンダー論の授業を受講していました。
授業で性自認・性的指向についての説明を聞いて、自分の性的指向がなんであるかを初めて自覚しました。
なので、私にとっては人生が変わった非常に思い入れのある授業です。
さらに、当時のUt-toposのメンバーの方々が登壇してくださったことで、サークルについて知り、加入することになりました。
ですので、性自認・性的指向について理解を深める機会やUt-toposを知るきっかけを提供できればと思い、今回登壇いたしました。
当日いただいた質問では、性自認・性的指向を表す用語に関する質問が多かったように思います。
以下では、こうした質問への回答を私なりにあらためて書いてみました。
当日時間がなくて聞けなかったという方にも届くといいなあと思います!
①用語の複雑さに対する戸惑い・疑問を含む質問に対して
スライドでたくさんの用語を紹介しましたが、全ての用語について完璧に理解しておかなければいけないということではありません。
むしろ、自分が知らない性自認・性的指向を持った人がいる可能性を無視しないことが大切だと思います。
例えばもしも私がカミングアウトした際に、勝手なイメージで受け取られたり曖昧な理解のまま流されたりすると悲しく思いますが、私が用いる用語を知らないからといって不快に思うということはありません。むしろ、こういう理解で合っていますかと質問してくれると嬉しいです。
②既存の用語で表されるような性自認・性的指向に自分が当てはまるのかという迷いを含む質問に対して
性自認・性的指向は他者からあなたはこうだと判定されるものではありません。
また、特定の用語を使って自分を表現しなければいけないというわけでもありません。
さらに、性自認・性的指向が定まらないというのも一つの在り方です。
用語が表す範疇に包摂されないと感じる方がいらっしゃいましたら、それはその方ではなく、用語の方に問題があります。ですので、ご自分の性自認・性的指向を大切になさってください。
最後になりましたが、お招きいただいた瀬地山先生と、話を聞いてくださった受講生の皆様に厚くお礼申し上げます。
コメントする