東京大学LGBT+サークル UT-topos

UT-toposのメンバーが、活動内容や思うことについてブログを書いています。活動内容のご参考にご覧ください。

2022年度 5月Aスペクトラム会報告

| コメント(0)
こんにちは!新緑の頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。UT-toposブログです。

今回は、2ヶ月ほど前、3月下旬に対面で開催されたAスペクトラム会の報告を、参加者のお一人に書いていただきました。(開催日から投稿までが長くなってしまい、申し訳ありません!)

このイベントは、UT-toposメンバーの中で「自らをAスペクトラムもしくはその周辺に位置付けている人、自らがAスペクトラムもしくはその周辺に位置するかもしれないと思う人」を対象に開かれたものです。
ここでのAスペクトラムとは、Aromantic spectrum とAsexual spectrum  の総称で、ラベルの例を挙げれば、アロマンティック、デミロマンティック、リスロマンティック、クワロマンティック、アセクシュアル、デミセクシュアル、クワセクシュアル、クエスチョニングなどが該当します。もちろん、これらは一例に過ぎず、これらのラベルでなくても、対象の条件に当てはまると思う方にご参加いただきました。

UT-toposでは今後も、特定のジェンダーアイデンティティ、セクシュアリティの当事者で集まるイベント等も開催していきたいと思っています!
次回以降の報告も、どうぞお待ちくださいm(_ _)m

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


こんにちは。
今回は、先日開催されたAスペクトラム会についてお伝えしようと思います。
特定のセクシュアリティでの会ということで、イベントは少人数で行われました。

私自身の話をさせていただきますと、Aスペクトラムだという人には会ったことはあったものの、実際にセクシュアリティについての話はしたことがありませんでした。恋愛・性愛が当たり前とされる社会ですから、本当にAスペクトラムの人はこの世に存在するのだろうか、という疑念をかすかに抱きつつ、現地に向かいました。会場の扉を開けると、中で参加者の方々が思い思いに話されており、不思議な気持ちと嬉しさとで包まれました。

今回は通常のイベントとは異なり、テーマトークやボードゲームに別れることなく、各々がしたい話を雑多にするような形で行われました。
面白そうな本の話をしたり、放送が終わったばかりの某ドラマの話をしたり、それぞれのセクシュアリティついての話をしたり、普段できないような様々な話をすることができました。
話したくないことを書けるカードが用意されていたりと配慮が行き届いており、共感を強要しない空気感もあったため、とても居心地がよかったです
いろいろ話しているうちにあっという間に時間が過ぎ、会はお開きになりました。

多様なセクシュアリティの方が集まる通常イベントでは、より様々な価値観に触れることができてとても楽しいです。一方でこのように限定したセクシュアリティだけの会では、自分のセクシュアリティをとりわけ意識することなく、フラットに話せるのが良い点なのかなと思います。

セクシュアリティについて白い目で見られる心配がなく、ただその場にいて話を聞いているだけでも充実感がある、そんな和やかな会だったと思います。
(次回の開催を心待ちにしております!!!!!!)

« 2022年度 4月新歓報告 | メインページ | 2022年度 5月映画鑑賞会報告 »

コメントする